逆ハ狙いのトリップ主に別主人公が「ここは夢小説の中じゃない、現実よ」みたいなこと言って、絶望するトリップ主を嗤うパターンの話があるじゃないですか。
あの手の話って、テニス部にファンクラブがあって、マネになって虐められて、だけど誰も助けてくれなくて、彼らに好かれるどころか嫌われてジ・エンド。
そういう流れが多いけど、私は斜め上を行こうと思う。
発想の根本は、ほとんどのテニプリ夢にある彼らの異常な人気やファンクラブは、現実的に在り得るものなのかってこと。
だって考えても見て欲しい。
いくら彼らが凄い選手で見た目や内面に大人びたところがあっても、所詮は社会の荒波に揉まれたことがない青二才で、彼らはまだ中学生なんですよ。
まあ、公式ファンクラブ持ってるセレブリティな一部例外もいるけどね…。
つまり「ここは現実よ」と語る別主人公こそ、現実を見ていないと思うんです。
彼らの異常なモテっぷり、ファンクラブの存在、マネ虐め、全体からの嫌われ。そんな超展開は現実に在り得ないでしょ。「それこそ夢小説だろw」ってね。
よって、このネタにおいて私は彼らを否定しようと思う。
テニスの腕前が凄くとも、それ以外では普通に中学生(甘酸っぱい片想いや喧嘩、思春期な話題。休み時間に友達とバカやったり、女子に「ちょっと男子!」とか怒られたり)してる彼ら。
あらゆる設定の夢小説を読み尽くし、思考回路の基盤が全て「夢小説なら~」になってる大変痛々しい根っからのドリーマーで、逆ハ狙いのトリップ主。
そんな噛み合わない中での「ここは現実よ」な話です。
別主人公はいてもいなくてもいいけど、いるなら普通の子がいい。平凡ではなく、一般的という意味での普通。
彼らと友達だったり同級生としての付き合いしてたり、同じクラスになったことがないから名前を知らなかったり。
だって、現実ってそんなもんでしょ?