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贄を捧げた

トリップ願望のある中二病が生け贄(主人公)を殺してトリップ!
なんて話をまま見掛けるが、私なりを考えた。が、展開的には在り来たり。アンチじゃないよ。






そもそもどうして、トリップ願望を持った中二病は生け贄を捧げたがるのか。
また、何故神様はそんな単なる人殺しに過ぎない中二病の前に降臨し、剰え願いを叶えるのか。
そこが果てしなく疑問だ。
第一、人身御供って人間の勝手な発想だよね。神様の存在もだけど、神様は本当に犠牲を欲してるのか?

と、いきなり根本を否定してるけど、肯定的に捉えてみる。


まず、中二病はトリップするための生け贄として主人公を殺します。
そして神様降臨で願い通りトリップを果たし、テニプリの世界へ。
ところがどっこい、自分が狙っていたポジションには既に別の人間がおり、中二病は困惑に勝る怒りと嫉妬に駆られます。
まあ中二病なんで、「みんなはあの女に騙されているんだわ! あたしが助けてあげなきゃ!!」な考えに至ってもヨシ。邪魔者の排除とポジションの奪取を企てます。

しかし中二病が何をしても、全く狙い通りに事が運ばない。
まるで何か強い力が作用しているかのように、すべてが邪魔者にとっていい結果しか招かない。
というか、自分の存在がキャラたちに認識されているかも危うい。そうまるで、モブと言われる背景の存在のように。

そしてようやく認識されたと思えば、それは嫌われと言われるポジションになったからでした。


で、種明かし。


お察しかとは思いますが、邪魔者認定されたのは、中二病の生け贄にされた主人公です。
一切の非がなかった主人公は神様によって輪廻の輪へ入れられ、テニプリ世界で転生を果たしたのでした。
しかし前世のことは自分が中二病に殺されたことを含め、一切覚えていません。だって輪廻したのです。生まれ変わり、死に変わったのです。
つまり主人公は中二病に殺された人間であり、同時に別人でもあります。

けれども殺人という強烈な印象は魂に焼き付き、転生しても魂は同じですから、主人公の潜在意識には前の自分が殺された時の恐怖や痛みが残っている状態。
でも今の主人公はそんなこと知らないから、自分でも原因不明のトラウマを抱えている。当時と似た状況下になると錯乱状態に陥ります。

故に、今度は邪魔者として主人公を殺すなりしようとした中二病によってトラウマ発動。
中二病はトリップした人間ですからね。主人公とは違って完全なる同一人物なので考え方は一緒だし、主人公に対してやることにも大差ありません。

そしてこれにより、中二病の嫌われ人生が始まり始まり!


つまり神様が中二病の願いを叶えてトリップさせたのは、下らない我欲のために殺人という業を犯した中二病への罰なのでした。そういうネタ。
だって喜びの頂点から絶望のどん底へ突き落とされた方が、ダメージは大きいでしょう? 地獄でしょう?
まあ後々訪れる死後の世界も、業を背負った以上間違いなく地獄への直通コースだけど。

というか、他人の犠牲の上で胡座をかこうとした人間が、そう簡単に幸せになれる訳がない。
人生ってどういう訳かそんなもん。因果応報です。

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