主人公は才能と努力に裏打ちされた、ある意味では最強主。
『強くなりたい』と言うよりは『上手くなりたい』と言う思いでプレイしてるから、勝敗とかは正直どうでもいい。テニスを楽しめたか否かに重点を置いてる子。
実力は【体力<技術】なタイプ。
才能と技術に恵まれてるから、キャラたちの技を普通に使える。
寧ろ、キャラたちが使ってる技を考案したのは主人公だったりする。
ただ勝敗に拘らない主人公は公式戦に出たことがないから、周知されることがなかっただけ。別に触れ回ることでもないしね。そんなことよりテニスを楽しみたい。
んで、ある時、何らかの巡り合わせでキャラと試合をすることに。
そして繰り出される、かつて自分が編み出した技。
「破滅への円舞曲!!」
「――― ぶはっ!!」
自分が考案した技を何故キャラが使えるのかって驚きは兎も角としても、生みの親ですからね。
当然、モーションを見れば何の技が出るのかわかれば、打開策だって百も承知。
しかしながら、技を考案したはいいけど名前を付けるって発想にまでは至っていなかった主人公。外野、もしくは繰り出した本人が口にした技名に不意打ちを食らって撃沈。
(お、俺が考えた技にいつの間にか名前が付いてんだけどっ!!)
それも自分では到底思い付かない類いの。
何だよ、ヘカトンケイルの門番とかメテオ・ドライブとか神隠しとか。どっから生まれたそのハイセンス!
そして抱腹絶倒する主人公が見たい。