忍者ブログ

memo

MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

連載に別主人公を投入2

今度は神様パワーの補正で狙いじゃない逆ハネタ。傍観者を望む.verのみです。
一氏の独白も有り。








※前書き
このネタはキャラたちが病むって言うか、狂うって言うか。イっちゃいます。
忠告はしましたから、これを読んだ後の苦情はご勘弁。


逆ハ主人公はありがちに、トリップ願望有りで神様に補正を付けてもらった子。
転入先は妥当に三年二組で。その後の展開もありがちなんで割愛。
連載主が逆ハ主に気付いたのは一氏の変化がきっかけ。最初は驚くけど、母親的心理で見守る構えに。

ところがどっこい。
神様パワーの逆ハー補正ってつまり、本来あるべき当人の意思を無視した感情を植え付けられるってことだから、キャラたちの潜在意識では大きな矛盾が生じてる。
その葛藤に最初に参っちゃうのが、連載で一番精神面が弱い一氏。



▼そんな一氏を連載主が発見したところから本文。(連載主:久瀬千那)


「一氏?」

 名前を呼ばれた。あの女の声やない。俺が心の底の方でずっと、ほんまに呼んで欲しいと思てた声が俺を呼んだ。久し振りに聞いた声やった。ほんまはずっと聴きたい思とった声やった。振り返ると声と同じで久し振りに見た久瀬がおった。ほんまはずっと会いたかった久瀬や。俺のやのに俺のもんやあらへん感情に押し潰されてもうて、ずっと会えへんかった久瀬や。

「久瀬……」
「どうした? 顔色が悪いぞ、具合でも悪いのか?」
「久瀬、久瀬、久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬久瀬 ――― !!」
「一氏? ……何かあったのか?」

 嗚呼、せや。抱き締めて実感する。俺が名前を呼ばれたいんは久瀬で、俺が会いたいんは久瀬なんや。あの女やない。孤独やった俺に最初に手を差し伸べてくれたんは久瀬で、せやから俺にとって久瀬はトクベツで、大切やと思っとるのも久瀬や。あんな鼻を刺す香水臭い女より久瀬の方がずっと甘いええ匂いがするし、あの女の間延びした喋り方より久瀬の堅っ苦しい喋り方のがずっと耳に馴染む。抱き付きたくなるんは小春やけど、こうして抱き締めたくなるんは久瀬だけや。傍にいて欲しいんも傍にいたいんも久瀬だけや。久瀬しかおらん。久瀬以外は必要あらへん。久瀬さえおってくれたら他には何も要らへん。――― 久瀬だけが欲しい。


▲で、一氏は以前にも増して連載主にべったりに。

白石はその光景に苛立つ自分に戸惑い、そして自分の中で生じる矛盾に気付き、自分の異常性を自覚します。

(何で俺、あんな女(逆ハ主)が好きなんや?)

二人共、自分にとって大切なのは突然現れた逆ハ主じゃなくて、たった二・三年だけど一緒にいた連載主なのに。
理性ではどうしようもなく逆ハ主が好きな自分がいて混乱。


神様パワーの逆ハー補正って、異常性を自覚してしまった者にとっては生き地獄だと思うんです。
だって創造主からすれば、人間一人や二人の抗いなんてちっぽけ過ぎるものだし、抗えるものでもないから。

何かそう考えてたら、逆ハーに嫌悪感が湧いて来たぞ。否定する訳じゃないけど。

そういう訳で、ちゃんとした自分の感情で連載主を想う気持ちと、自分のものであって自分のものではない逆ハ主を想う感情に板挟み→精神的に発狂寸前→補正で愛されて当然と思って気付かない逆ハ主と異変に気付く連載主。
この上で連載主と逆ハ主が鉢合わせでもすれば、矛盾を抱える二人の精神崩壊は確定です。

その際の連載主と逆ハ主の反応・対応が命運を分け、白石も一氏も、うん。
表にゃ置けねぇだろって方向に、私の残念な頭が想像を展開させ始めたんで、ここでバッサリ終わります。
確実に言えるのは、ハッピーエンドは難しい結末だってことです。

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

× CLOSE

× CLOSE

Copyright © memo : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]